世界のドローンショー市場は今も絶賛成長中
本記事は、DUAMENTES社が市場調査と分析を行った「Global Drone Show Market Report」をもとに記述しています。
業界動向、市場評価、具体的な内容に焦点を当て、ドローンショー市場のダイナミックな成長と拡大について紐解いていきます。
新規ビジネスとして市場参入しやすい産業に
ドローンショー市場は今も成長しており、開催されたドローンショーの総額は3億3,899万ドルに達し、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域、中南米、中東・北アフリカ地域で著しい成長を遂げています。
さらに、ドローンショー産業への市場参入が容易になったことで、新規ビジネスにとってより魅力的になっていることが要因とも考えられています。その他の傾向として、ドローンが花火などの人気テクノロジーと密接に統合していること、革新的なソフトウェア開発によりショー1回あたりのドローン数が増加していることなどが挙げられます。
国別のドローンショー産業額
ドローンショー産業額を地域別でみると、 北アメリカが8,415万1,881ドルと市場をリードし、続くヨーロッパは6,619万3,384ドル、次にアジア太平洋地域の1,518万9,100ドルの順になっています。ラテンアメリカと中東・北アフリカも今後の成長が期待されており、市場シェアはそれぞれ12%と10%を占めています。
全世界的な顧客割合として国や市政府が最大18%を示し、商業企業15%、スポーツ分野とフェスティバル運営がそれぞれ9%で続いています。また、全世界の業者の総収入金額(全期間)は8,436万ドルであることも公開されています。
ドローンショーに関する世界的データ
各国の市場と費用感
地域別市場分布は産業額と同様のシェアで、 北米が全体の34%を占め市場をリード、次いで欧州が16%、中国を含むアジア太平洋地域がそれぞれ12%、7%となっています。
全世界で開催されたドローンショーの総額は以前にも示した約3億3,899万ドルであり、そのうちの市場規模は中国が7,935万1,750ドル、インドが1,732万8,000ドル、英国が2,960万4,250ドルになっています。
特に中国では、平均的なドローンショーの金額が最も高額な114,564ドルと算出されており、平均使用ドローン数も660機を使用するという点では最大規模でもあります。また、1回のショーで最大3500機のドローンが飛行するインドも続いて他国よりリードしています。
利用する顧客の世界的な傾向は?
顧客割合で全世界的にドローンショーの18%を占める国や市政府ですが、その割合のうちの41%をアジアが占めています。
地域別で見た顧客割合を他にも見ると、下記のようにそれぞれの地域性や得意分野が異なっています。
- ヨーロッパ:アートフェスティバル分野 13%
- 北米アメリカ:スポーツイベント分野 12%
- インド:スポーツイベント分野 13%
日本でのドローンショーの活躍も楽しみに!
アジア地域では、特に中国での発展が目覚ましいドローンショーですが、日本でもテーマパークや季節イベントでのドローンショーの開催が増えつつあります。イベントでも、観光でも、個人利用でも、ドローンショーの可能性を探したい方を弊社はサポートさせていただきます。
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