【海外事例】マーベル、ドローンショーで壮大に最新映画予告

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マーベルコミックファンへのサプライズショー

会場はアメリカ発のコミコン(コミック・ブック・コンベンション)

2024年7月25日、コミックブック・コンベンション(通称コミコン)にて、ホールで行われた「デッドプール&ウルヴァリン」の上映後、2025年7月公開予定の『ファンタスティック・フォー』をドローンショーで予告しました。

コミコンでは過去にもサプライズ予告イベントを行ったことがあり、2022年には俳優のチュクウディ・イウジが「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol.3」の悪役、ハイ・エボリューションに扮して登場したこともありました。

来場客の中にはどんなサプライズがあるのかを予想していたファンも多かったそうですが、今回のドローンショーを想定していたファンはおそらくいなかったのではないでしょうか?

来場客の予想を超えた社長のサプライズ

最新映画の公開予告を予想していた来場者の中には、ホールで上映していたデッドプールとウルヴァリンがX-MENの新作で復活するという噂などで持ちきりでしたが、ホール内ではサプライズが何も起こることはありませんでした。

その代わり、マーベル・スタジオの社長兼プロデューサーのケビン・フェイジ氏が、午後9時45分に空を見るよう観客に告げました。

指定の時刻になると、マーベルヒーローの1人であるデッドプールのニックネーム「Merc with the Mouth」をテーマにしたドローンショーが始まり、最後にファンタスティック・フォーの最新映画予告と共に作中に登場するキャラクターのギャラクタスが夜空に登場しました。

出典元:Marvel Studios 公式X

映画の世界観をドローンショーで再現

キャラクターイメージに沿ったドローン演出

ドローンショーに登場したギャラクタスは、宇宙の法則を司る神の1人であり、夜空に浮かび上がる多くのドローンで作り上げられた巨象はさらにキャラクターを壮大に見せました。その後、ドローンはフォーメーションを変えると、映画の主役であるファンタスティック・フォーの象徴である 「4 」のシンボルを表現しました。

このドローンショーは、マーベル・スタジオが2025年7月25日の映画公開に向けて観客にPRするため、公開中の映画作品のキャラクターから最新映画に登場するキャラクターまでふんだんに盛り込み制作されました。

出典元:Marvel Studios 公式X

SNSでも拡散され話題沸騰

マーベル・スタジオの公式SNSでも、ハッシュタグとともにドローンショーの映像を投稿しており、現地で観覧できなかったファンにも来年の映画公開を宣伝しています。

ドローンショーが大衆への宣伝に最適な理由は、最新技術の魅力や華やかなインパクトももちろんですが、拡散力になるとSNS映えが現代では特に重視されるのではないでしょうか。

また、ドローンショーを見ている観客の様子を載せられるのも企業広告にはない特徴であり、観覧人数やドローンショーに対する率直な反応が見られるのも宣伝の好感度につながると考えられます。

臨場感で見る者を圧倒する斬新なPR

マーベル・スタジオは、映画というエンタメ作品をドローンショーという別のエンタメ技法で宣伝する、斬新かつ大胆なPR方法でファンをさらに魅了しました。画面で見ていたキャラクターが立体で何十倍もの大きさで登場し、また多くのドローンにより姿かたちを変えるショーは、コミックやSFファンが大興奮する演出になったでしょう。

キャラクターやイメージ、アニメーションの演出はドローンショーの得意分野であり、音楽やセリフと合わせればストーリー性やメッセージ性も込められるPR方法です。

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参照記事:「THE FANTASTIC FOUR: First Look At Galactus Revealed During SDCC Drone Show As Marvel Teases Hall H Plans」ComicBookMovie.com

この記事を書いた人

早稲田大学卒業。
幼少期はをアメリカで過ごし、英語・韓国語・日本語が話せる。
韓国系エンタメ企業でK-POPイベントの企画運営、ドローン業界でマーケティングを担当。
現在は弊社で広報PRを務め、通訳・翻訳業務や、海外案件にも対応可能。

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