ももいろクローバーZ、「いちごいちえ」MVでドローンが舞う
メンバーカラーが輝く象徴的なパフォーマンス
ももいろクローバーZの結成15周年記念ソング「いちごいちえ」のミュージックビデオでは、最新技術を駆使したドローンショーが大きな話題を呼びました。
MVの中では、多数のドローンが暗闇の中で舞い上がり、精密なプログラム制御によって多彩なパターンやアニメーションを描き出します。ももいろクローバーZのメンバーカラーや楽曲にちなんだモチーフが次々と出現し、グループのイメージ通りの快活で華やかな光景を生み出しています。
15周年を記念した特別な演出
このMVは、真っ暗な空間をキャンバスに見立てた壮大な光の演出を展開し、楽曲のメッセージ性に加えたLEDライトとドローンショーの視覚効果を融合させた印象的な作品に仕上がっています。
「一瞬一瞬を大切にする」という人生観テーマをテーマにしたこの楽曲は、夜空に瞬く流れ星のように一瞬で消える光の軌跡や、次々と形を変えるドローンのパフォーマンスにより、儚くも美しい人生の瞬間を象徴しているようです。
また、楽曲のサビと連動しドローンが形成する動的な構図は、視覚と音楽の一体感を生み出しラストにかけて一気に盛り上げていきます。
ダンスとドローンショーの融合が生み出す世界観
主役を引き立てるフォーメーションと演出方法
このMVでは、音楽と最先端テクノロジーが融合することで、新たな視覚体験を提供し、YouTubeを通してファン以外の層からも広く話題を集めました。楽曲のメッセージ性を深めるだけでなく、視聴者に夢を届けるような技術の発展を見せる演出は未来の明るさも表現しているように感じられます。
一見、ドローンが無造作に飛行しているように見える抽象的なシーンでも、音楽のリズムに応じて飛行ルートが調整されていたり、モチーフを形成するタイミングなどすべてが計算し尽くされた構成です。もちろん、中心でパフォーマンスを行うメンバーの安全も最優先で考慮され、ドローンの飛行ルートや高度、ステージとの距離感は1機ごとに厳密に制御されています。
また、撮影はライブ会場内で行われ、実際のライブコンサートのような臨場感とともにファンとの交流を象徴するパフォーマンスが大きな話題を集めました。会場内には観客のペンライトに見立てたLEDライトが多数設置され、楽曲のリズムや歌詞に合わせて色が変化し、屋内でも堂々と飛行する壮大なドローンショーと連動することで、ライブさながらのダイナミックな演出が行われました。
≪MVのような屋内ドローンショーにご興味のある方はこちらの記事もご参照ください↓≫
伝えたいメッセージは確実に表現
ドローンショーが他の特殊効果と一線を画す特徴は、具体的なイメージや精密なアニメーションを形成できるところです。プログラミング技術やGPSによる位置制御技術、それらを統制する通信システムが一連のパフォーマンスを作り出しています。
その他にも、ドローンのLEDライトの色を個々で設定し、多数のドローンが集合体となることでMVに登場するロゴや「ありがと」のメッセージが鮮明に浮かび上がり、直接的な表現でも感動を演出することができます。楽曲の多彩なリズム感と躍動感、ファンへのメッセージが、音楽的にも視覚的にも1つのMVに詰められた作品となりました。
参照サイト:「ももいろクローバーZが語る結成15年を迎えて感じた「いちごいちえ」「モノノフのみなさんとはひとつのチーム」」KING RECORDS TODAY
演出技法の1つとなるドローンショーの展望
このようなドローンショーを取り入れた演出は、音楽業界やイベント業界において今後も広がる可能性があります。ももいろクローバーZのMVはその先駆けとも言え、今でも事例は増えつつありますが今後のライブパフォーマンスや特別イベントでの活用がますます期待されるのではないでしょうか。
ドローンショーは単なる視覚効果にとどまらず、ストーリー性や感情を表現する新しいアートして進化し、その活躍の場が広がっていくでしょう。
お問い合わせ先はコチラ!