「くるみ割り人形」のストーリーを夜空に再現
荘厳なバレリーナを1,500機のドローンで表現
「くるみ割り」は、クリスマスイブの夜に主人公のクララが魔法のくるみ割り人形をプレゼントされるところから始まります。クララが眠っている間にくるみ割り人形に命が吹き込まれ、冒険に巻き込まれたクララはくるみ割り人形がおもちゃの兵隊を率いてネズミの王に対抗する魔法の王国にいることに気づきます。両者の衝突の後、クララは靴を大胆に投げてネズミの王を打ち負かし、この一撃が戦いの流れを変え、くるみ割り人形が勝利を収めるという物語です。
バレエの人気演目として有名でもある「くるみ割り人形」を単なるストーリーではなく、バレリーナでパフォーマンスを表現したアイデアもこのショーの成功に一役買っているのではないでしょうか。
当時のギネス世界記録を樹立(2023年12月時)
このドローンショーを制作した Sky Elements は、1,499機のドローンを使った魅惑的なくるみ割り人形バレエ・パフォーマンスで2つのギネス世界記録を更新しました。また、当時テキサス州で開催されたドローン・ショーの中で最大かつ最も高く、高さ700フィートを記録していました。
このドローンショーで挑戦した2つのギネス世界記録は、「マルチローターまたはドローンで作られた最大の架空のキャラクター 」と 「マルチローターまたはドローンで作られた最大の空中映像 」です(現在は2つとも記録を塗り替えられています)。くるみ割り人形のパフォーマンスで得た記録により、 Sky Elements のギネス世界記録は計5つに増えました。
冬の屋外で観覧を楽しむショースタイル
ノースリッチランドヒルズ行われたクリスマス・ドローンショーは、空を大きなスクリーンとしたドライブイン映画のように公開されました。あらゆる年齢層の観客が車のトランクに腰を掛けたり寝そべりながら、温かいナレーションと魔法のようなサウンドトラックに耳を傾けました。
音楽が鳴り響くと同時に何百機ものドローンが編隊を組んで飛び立ち、視覚と聴覚を刺激しながら駐車場いっぱいの観客を釘付けにします。くるみ割り人形やお菓子を象徴するキャラクター、主人公クララが夜空にストーリーを展開し、冬の背景の中でバレリーナが踊る『シュガープラムフェアリーのダンス』でクライマックスを迎えます。1,499機のドローンが無事に着陸し、くるみ割り人形のドローンショーは幕を閉じました。
参照イベント記事:「Sky Elements Holiday Drone Show Breaks Two Guinness World Records」Sky Elements 公式サイト
冬こそ屋外でのイベントもおすすめ!
冬の寒さでは快適な屋内イベントが多くなりがちですが、この寒空こそが空気が澄んでいて夜空にドローンの光が映える絶好のチャンスではないでしょうか。
また、海外で古くからあるドライブイン映画の場合は、駐車スペースのどこからでも見えるほどの巨大スクリーンを要しますが、ドローンショーの場合が空高く繰り広げられるパフォーマンスが観客全員へ演技を届けることができます。
日本でもこのような海外の観覧スタイルで、ドローンショー活躍の場を増やしたいですね。
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