【花火 vs ドローンショー】海外で重視される環境への影響と芸術性の両立

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夜空を光で照らす花火とドローンショー

花火とドローンショーはどちらも大規模イベントや祭典で使われる視覚的なエンターテインメントです。

夜空に光の絵を描く両者は似て非なるものですが、今後のイベント業界では伝統的な花火と新進的なドローンショーのどちらが魅力的なのでしょうか?

花火からドローンショーへ、演出方法の変遷期?

アメリカでは、最も大きい祭典の1つと言われている「独立記念日」で打ち上げられる花火をドローンショーに置き換えようとする動きがいくつかの都市で見られているそうです。

花火の残骸が散ることによるゴミの発生、飛び火よる山火事、煙の臭いや呼吸器への健康被害などの懸念を考え、カリフォルニア州ナパやユタ州ソルトレイクシティではドローンショーの演出に切り替えています。

また、花火の予想外の被害として、花火の破裂音が家畜や農耕動物をパニックにさせ、馬が花火の音から逃げようとしてフェンスに体当たりしたという例も挙げられています。

参照記事:「Why drone light shows are replacing traditional July 4th fireworks」by.npr

花火 vs ドローンショー、どちらに軍配が?

花火とドローンショーのそれぞれにメリットとデメリットがあり、時には比較できない要素もあります。ここからは、両者の主な特徴を並べ、今後どのようなイベントでどちらがより適した表現方法になるか検討材料として見ていきましょう。

花火の特徴

  • 伝統技能
    花火は古くから行われてきた伝統的な娯楽であり、多くの国や地域で夏祭りや祝祭に欠かせない存在です。日本では特に強い文化的背景があります。
  • 視覚と聴覚への迫力
    大きな音や光のインパクトが非常に強く、花火が夜空に広がる瞬間は観客に強烈な感動を与えます。その瞬間的な美しさやダイナミックな演出は、他のショーでは得られない魅力です。
  • 色彩の美しさ
    花火の色や形のバリエーションは豊富で、特に大きな花火大会では何千発もの花火が次々と打ち上げられます。その連続的な打ち上げによる色彩の交わりあいも美しさの1つです。
  • シンプルな楽しみ
    高度なテクノロジーを必要とせず、夜空を見上げるだけで楽しめる点は、花火の魅力の1つです。

ドローンショーの特徴

  • 環境への優しさ
    ドローンライトショーは、花火に比べて煙や騒音が少なく、環境への負担が小さいです。特に空気汚染や動物への影響が少ない点で注目されています。
  • カスタマイズ性
    ドローンはプログラムによって様々な形や色、動きをリアルタイムで制御できるため、テーマに合わせた複雑なデザインやメッセージを空に描くことができます。企業ロゴや特定のイメージなどを具現化することが可能です。
  • 繰り返し可能
    花火とは異なり、同じショーを何度でも再現可能で、異なる会場でも同じプログラムを実行できます。
  • 静音性
    ドローンショーは非常に静かで、騒音による問題が少ないため、都市部や動物がいる場所でも安心して実施できます。
  • 技術的魅力
    高度なテクノロジーを駆使しているため、近未来的な印象を与え、テクノロジーの発展を象徴するイベントとしての魅力があります。

イベントのテーマや目的によって使い分けがベスト

どちらが優れているかは、イベントの目的や場所、テーマによって異なるでしょう。伝統や感動を重視するなら花火、技術と未来的な演出を求めるならドローンショーが適しているかもしれません。

パフォーマンス方法の選択基準として、環境への配慮や公演頻度、予算などあらゆる側面から検討できるため、ドローンショーをご検討される際は、ぜひ弊社に一度お声がけください。

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この記事を書いた人

早稲田大学卒業。
幼少期はをアメリカで過ごし、英語・韓国語・日本語が話せる。
韓国系エンタメ企業でK-POPイベントの企画運営、ドローン業界でマーケティングを担当。
現在は弊社で広報PRを務め、通訳・翻訳業務や、海外案件にも対応可能。

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