近年、テーマパークや遊園地において「ドローン」を活用した演出やプロモーションが注目を集めています。テーマパークでのドローンショーが話題になったきっかけは、やはり「大阪・関西万博」でしょうか。500機以上のドローンと1万発以上の花火・伝統文化の太鼓などを融合させたショーが話題を集めました。筆者はまだドローンショーに携わり始めたばかりなのですが、友人や仕事関連の知り合いに「ドローンショーの会社に入った」というと「あぁ、万博の!」という反応がまず返ってきたことが印象的でした。従来の夜間イベントといえば花火やプロジェクションマッピングが主流でしたが、数百台から数千台のドローンが夜空を彩る「ドローンショー」は、これまでにない感動をゲストに与える最先端エンタメとして定着しつつあるようです。
日本のテーマパークを訪れる人々とは?
日本のテーマパークに最も積極的に足を運んでいるのが20代の若者たちだといわれています。マーケティング・リサーチ大手が全国の20歳〜69歳の男女1,100名を対象に実施した「テーマパーク・遊園地に関する調査(2026年)」において、20代は「1年に1回以上行く」が37.7% に達する結果となっています。
20代はSNS(Instagram、TikTok)への動画や写真投稿を前提とした来園が多く、パーク限定のフードを食べ歩いたり、お揃いのコーディネート(バウンドコーデ)を楽しんだりするのが主流です。
20代に続いて小学生以下の子どもを持つ30~40代の親世代も、家族でのレジャー先として高い需要を維持しています。また、祖父母・親・子どもの「三世代」で来園するシニア層や、夫婦・友人同士で訪れるシニア層も一定の存在感を持っています。
子どもたちは 特定のキャラクターや世界観(アニメ、ゲームなど)を目的とすることが多く、シニア層は「パーク内の施設の充実度」「安心して訪れられる空間」を求めています。
そして、年代を問わず、近年の日本のテーマパークを語る上で欠かせないのが外国人観光客の存在です。日本発のアニメやゲームキャラクター(マリオやハリー・ポッターなど)を目的とした来園に加えてLonelyPlanet(https://www.lonelyplanet.com/)などで入手した情報から「なんでこんなところに?」という地方のローカルなテーマパークにも外国人観光客が訪れ、楽しむ姿も見られます。円安の影響もあり、限定グッズの購入やプレミアムパスの購入など、客単価が非常に高いことも特徴です。
老若男女にウケるドローンショーの演出とは?
テーマパークで子どもからシニアまで全員を満足させるドローンショーを作るカギは「分かりやすさ」「ストーリー性」「視覚的なサプライズ」の融合にあります。複雑なグラフィックで見せるよりも、一瞬で形が伝わるシンプルかつダイナミックな演出は全世代の心を動かします。
その1. 誰もが一瞬で理解できる「普遍的なモチーフ」
子どもからシニアまで、全員が共通認識を持てるモチーフはやはり「自然や動物の形」です。夜空に輝く星座や天体、満月から三日月への変化、流れ星、土星の輪など、宇宙の美しさは世代を問わず楽しめますし、 春⇒「桜の開花」、夏⇒「巨大な大輪の花火」、秋⇒「紅葉」、冬⇒「雪の結晶」など、四季の美しさの象徴は日本人だけでなく、外国人にも日本特有のものとして深く刺さるのではないでしょうか。また、 各テーマパークのキャラクターをモチーフとした動物なども有効です。

その2. 三世代の会話が弾む「昭和~平成から現代へのタイムトラベル」
家族全員で見に来ているゲストを想定し、それぞれの世代が「懐かしい」「新しい」と感じる要素をリレー形式で繋ぎます。昔懐かしいおもちゃ(紙飛行機や風車)、あるいは万華鏡のような幾何学模様などは、シニア層に「昔を思い出す」感動を与えます。そこから立体的な3Dキューブが回転したり、デジタル時計がカウントダウンしたりする近未来的な動きや人気のキャラクターを登場させることで、今度は子どもたちをワクワクさせる演出になりますし、シニア層と子供たちの間で会話が生まれるきっかけにも繋がるでしょう。※キャラクターを使用する場合は事前に権利元から正式な「ライセンス許諾(使用許可)」を得ることが絶対条件です
その3. 言葉の壁を超える「シンプルでエモーショナルなストーリー」
前半は静かに美しく、中盤でダイナミックに形を変え、終盤は圧倒的な光の量でフィナーレを迎える、など起承転結のある構成は、見終わった後余韻にもつながります。また、小さな光(卵や種)が生まれ、少しずつ大きくなり、最後は美しい大鳥や大樹へと成長していく、といった展開も観客を飽きさせないものになるでしょう。
その4. ドローンならではの「立体演出」
ドローンの最大の強みである「3次元の立体的な動き」を取り入れます。例えば、夜空に浮かんだ巨大な地球儀やテーマパークのシンボル(城やタワー)が、ゆっくりと360度回転する演出など、どの角度から見ているゲストも公平に楽しめるようなものであれば、テーマパーク側も多くの集客が狙えるのではないでしょうか。
その5. 会場全体を包み込む「参加型・インタラクティブな演出」
ショーの最後に「ありがとう」の文字や、巨大な「ハートマーク」「笑顔(スマイル)」を出現させるなど、ストレートでポジティブなメッセージは、観客全員の一体感と、温かい気持ちでショーを締めくくらせる最強の演出です。
家族みんなでドローンショーを眺めて幸せを共有しよう
テーマパークで実施されるドローンショーは、最新のデジタル技術でありながら、子どもからシニアまであらゆる世代の心を震わせる「温かさ」を持つイベントになる可能性を秘めています。老若男女に愛されるショーを成功させるカギは、決して複雑な演出ではなく、「一瞬で伝わる普遍的なデザイン」「世代を超えるストーリー」「3次元ならではの驚き」などの融合にあります。そして何より、一人でスマホの画面越しに見るのではなく、家族や大切な人とリアルタイムで「すごいね!」と言葉を交わし合う時間そのものが、最高の思い出へと変わるのです。夜空という壮大なキャンバスに描かれる光の奇跡。次の休日は、大切な人と一緒に夜空を見上げる特別な体験を、テーマパークで味わってみませんか?

ドローンショーのイベント演出ならWhite Crowへご相談を

株式会社White Crowでも、埼玉県の東武動物公園や神戸イルミナージュなど様々なテーマパークでのドローンショー実績があります。
埼玉県の東武動物公園でのドローンショーは昨年で4シーズン目を迎えています。回を重ね来場者が1万9千人超を記録するなど、集客効果の高さも実証されていますし、毎回多くのお客さんから嬉しいコメントをいただいています。
私たちにとってドローンショーは単なるビジネスではなく、人と人をつないで笑顔を作る大切なツールだと思っています。来場者が夜空を見上げて、一斉に歓声をあげる『一瞬の感動』を一緒に作りましょう。
