家族連れを惹きつけ、SNSでも話題になる新しい切り口を模索している担当者にとって「何を企画すれば集客に繋がるのか」は大きな悩みです。
特に予算や運営体制に制限がある自治体イベントは、現実的かつ話題性のある企画が求められるでしょう。
そのような中、ドローンショーを取り入れたレジャー施設でのイベントが注目され始めています。
本記事では、話題性と実施可能性のバランスが取れたドローンショーの効果と家族連れに人気がある理由を、わかりやすくご説明いたします。
【記事の監修者】 | 株式会社White Crow 取締役 本山 恵菜 二等無人航空機操縦士資格 ドローン業界での営業経験 マネジメント業務が得意。 | 本記事は、・ファミリー層に刺さるイベント企画のポイント・ドローンショーが選ばれる理由と効果・実施事例から学ぶ成功のヒントをお伝えします。 |
地域で話題を呼ぶ!家族連れに人気のレジャーイベントとは
近年の調査によると、ファミリー層の約8割が「親子で一緒に学べる体験型イベント」を重視していることが分かりました。従来の見学型イベントから、参加・体験型へのニーズが高まる中、地域のイベント企画においても新たなアプローチが求められています。
ファミリー層が求めるイベントの特徴3選
ファミリー層が求めるイベントの特徴は、以下の通りです。
・子どもが主役になれるアクティビティ
・親も楽しめる「学び×体験型」
・安心して過ごせる会場設計(授乳・休憩スペース等)
子どもが主役になれるアクティビティ
ファミリー層は、イベントを選ぶ際「子どもが自分で考え、選び、体験できる場があるかどうか」を重視します。
なぜなら、子どもの主体性を引き出すアクティビティは、子どもの成長意欲や学習効果を高め、達成感を得られるからです。例えば、消防士やパン職人などの職業体験ブース、地域の特産品を使った料理教室、知育玩具を活用したゲームコーナーが挙げられます。
年齢別のプログラム設計も重要で、幼児向けなら安全性を最優先とした簡単な作業を、小学生向けには達成感の得られる課題を用意すると、幅広い年齢層の参加が期待できるでしょう。
参考:【小学生親子向け体験学習に関する調査】9割以上が体験学習を重視するも、コロナ禍で体験機会の減少を実感。|株式会社PR TIMES、地域コミュニティと協力して学ぶ体験型教育のすすめ。自然や文化を通じて深まる子どもの学び。|株式会社NOWMO
親も楽しめる「学び×体験型」要素
現代の親御さんは「子どもが楽しむ」だけでなく「親自身も一緒に学び、新しい発見ができる」イベントを求める傾向にあります。
なぜなら、親も楽しめる学び×体験型イベントは、親子のコミュニケーション促進効果があり、「子どもの学びをサポートしたい」というニーズに応えられるからです。
地域の伝統工芸体験(陶芸・木工・織物)、農業体験(種まきから収穫、料理教室まで)、プログラミング教室やロボット製作体験などは、効果的な企画例です。
「正解のない学び」の中で、親子がコミュニケーションを取り、一緒に創意工夫して達成できる体験型イベントは興味関心を引くでしょう。
参考:親子遊びが大切な理由とは?親子遊びがもたらす子どもへのメリット|株式会社メディケア・リハビリ
安心して過ごせる会場設計(授乳・休憩スペース等)
安全性と快適さを確保した会場設計は、ファミリー層の参加を左右する決定的要因になり得ます。
なぜなら、安心できる会場設計は、乳幼児連れの家族が参加しやすく参加者層の拡大に繋がるからです。
具体的には、授乳・おむつ替えスペースの確保、十分なベビーカー置き場、親子が休憩できるベンチやテーブルの設置が挙げられます。
これらの環境整備は、魅力的なプログラム以上に継続的な集客効果をもたらす重要な役割といえるでしょう。
ドローンショーがファミリー層にウケる理由
地域のレジャーイベントで注目を集めているドローンショーは、幅広い世代に愛される理由があります。従来の花火大会やステージイベントとは異なる魅力を持つドローンショーがなぜ、ファミリー層から高い支持を得ているのか解説します。
子どもの「学び×体験要素」を盛り込めるアニメーション
ドローンショーのアニメーションは、人気キャラクターの形や動物のシルエットを描けるため、子どもたちは大興奮します。
Whiite Crowが開催した東武動物公園のドローンショーでは、お子様が次に出てきそうな動物を予想したり「〇〇だ!」と言って、出てくる動物に心を躍らせてくれていました。
特に印象的だったのは、音楽に合わせてずっと踊っている女の子がいたことです。
私たちが創り上げたショーで、楽しく過ごしてくれている姿を見た時は、本当に幸せでした。
ドローンショー自体は「学び」を目的としたショーではないかもしれません。
しかし、動物の名前を親子で教え合ったり、リズムに乗ることを覚えたりする経験をしていただけるでしょう。
家族全員で楽しめる演出バリエーション
ドローンショーの最大の魅力は、多彩な演出でどの世代も楽しめる点です。
先述の子どもが楽しめるアニメーションを作れる一方、音楽に合わせて変化する光のパターンや、地域の歴史を物語る大人向けの演出もできます。
例えば、地元の桜をモチーフにした演出は、ドローンが桜の花びらのように舞い散る様子を表現し、春の訪れを家族全員で感じられます。
音楽との連動により、クラシックからポップスまで幅広く対応し、三世代が一緒に楽しめる内容を実現できるのがドローンショーの魅力です。
レジャー施設で開催!ドローンショーの成功事例
レジャー施設でのドローンショーは、地域イベントの新しい可能性を示す注目の企画です。
お台場で開催されたドローンショー「ODAIBA DRONE SHOW 2024」は、テレビアニメとのコラボレーションで話題になりました。
子どもたちには、馴染みのあるキャラクターが空に現れる魔法のような体験を、大人には最先端のデジタルアートを楽しむ機会となり、多くの人から反響が寄せられました。
山梨県初となった「冬の夜のきらめく空 in Yamanakako」は、1,000台規模のドローンショーと花火を組み合わせ成功したイベントです。
湖面に反射する光の演出は、富士五湖の絶好のロケーションを存分に活かしたイベントであったとともに、SNS映えする撮影スポットとなりました。
参考:お台場でアニメ作品を題材とするドローンショーを初開催!|株式会社IMAGICA EEX
まとめ
ドローンショーは、予算や運営の課題をクリアしつつ、話題性と満足度を両立できるレジャーイベントです。
アニメーション、音楽の工夫次第で地域の魅力を引き出し、家族連れの心をつかめるため、ファミリー層への訴求力も抜群でしょう。
成功事例も増えており、私たちも実績ベースでの提案が可能です。地域に合った形で導入を検討したい方は、ぜひ下記よりお問い合わせください。
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