実は今、海のイベントは大きな転換期を迎えています。
従来の海水浴やマリンスポーツ中心の企画から、体験・学び・エンターテイメントが融合した多彩なイベントへと進化しているのです。
本記事は、マンネリ化を打破し、観光客も呼び込める海イベントを解説します。
記事の主なポイント
・最新の海イベントのトレンドと「海と日本プロジェクト」活用法
・家族連れ・観光客を惹きつける具体的な企画アイデア
・話題性抜群のドローンショーを活用した夜間演出
・昼夜2部制で楽しめる革新的なイベント設計
【記事の監修者】 | 株式会社White Crow取締役 本山 恵菜二等無人航空機操縦士資格ドローン業界での営業経験マネジメント業務が得意。 | 地域の魅力を最大限に活かしながら、SNSでも話題になる仕掛けづくりのコツを解説します。限られた予算でも実現可能な企画案をお伝えしますので、今年の夏イベントを成功に導くヒントを見つけてください。 |
海イベントの最新トレンド!体験・エンターテイメント要素が必須
現在の海イベントは、誰もが気軽に参加でき、家族や友人、地域コミュニティが一緒に楽しめる。
単なる「遊び」だけでなく「学び」や「交流」など、様々な価値が求められるようになっており、参加者にとってより充実した体験の提供が必要です。
具体的には、乗船体験や海の仕事・生き物について学ぶ展示ブース、ワークショップです。
また、海岸清掃とエンターテイメントを組み合わせたイベントも増加しています。
更に「BEACHNIC(ビーチニック)」のように、ビーチでピクニックしながら遊び、学び、交流できるイベントが各地で開催されています。
今後も、持続可能かつ多様な視点を取り入れた、海のイベントが各地で広がっていくでしょう。
参考:お正月から海イベントが盛りだくさん。2025年も各地の海に親しもう!|日本財団、うみ博2025|日本財団、2025年7月に「BEACHNIC」開催決定!|BEACHNIC、『Suma豊かな海プロジェクト2025』がスタートします!!(2025年度スケジュール掲載)|神戸海さくら、FUN! ALOHA! 2025|FUN! ALOHA! 2025実行委員会
「海と日本プロジェクト」を盛り込んだ海イベント事例
「海と日本プロジェクト」は、政府主導で行っている全国的な取り組みです。海の大切さを体験を通じて学ぶことにより、未来に向けた関心や行動を育んでいます。
また、海イベントのトレンドである体験・学び・エンターテインメントなど、様々な要素を盛り込めるイベント企画が叶えられる側面も持っています。
注目すべき事例は、灯台を活用した地域活性化プロジェクトです。
全国15地域の灯台を中心に、地域の海の記憶を掘り起こし新たな海洋体験や観光資源として活用しています。
2024年11月に開催された薩摩長崎鼻灯台イベント(鹿児島県指宿市)では、灯台を中心とした地域の海の記憶や役割を学ぶイベントが実施されました。更に、灯台のライトアップや星空観察など、夜の雰囲気を活かしたプログラムが好評でした。
「海と日本プロジェクト」は、海を守る意識と地域活性化を両立させるモデルとして、多くの成功事例を創出しています。
参考:薩摩半島最南端から太平洋に愛を叫び、夜は灯台と星に思いをはせる指宿市で「薩摩長崎鼻灯台イベント」初開催!|株式会社PR TIMES
観光客も呼び込む!“海”を舞台にしたイベントアイデア
海を舞台にした夜のドローンショーは、観光資源化・地域活性化・環境啓発を同時に実現できる集客アイデアの1つです。
SNS映えや非日常体験を通じて、観光客の呼び込み・滞在時間の延長が期待できます。
ドローンショーで夜の「観光資源化」を実現する方法
ドローンショーが効果的な理由は、以下の通りです。
・観光客や地域住民に海の魅力と環境問題への関心を高められる
・SNS映えする演出で拡散効果を狙い、地域の観光資源化が促進される
・地域の歴史や文化を観光客や子どもたちに伝え、地域資源の再発見を促す効果がある
空中に描かれる美しい光の演出や地域のシンボル、伝説をストーリーにしたドローンショーは、地域の魅力を他人事から自分事に変える効果があるでしょう。
自分事になることで、海の美しさを再認識し、自分が住んでいる場所だからこそ守りたい、大切にしたいと感じてくれるはずです。
「海と日本プロジェクト」とドローンショーの掛け合わせは、海の新たな観光資源として高い可能性を持ち、多面的な価値創出ができる集客施策です。
昼と夜で2倍楽しめる「二部制イベント」のすすめ
昼と夜で異なる魅力を提供する「二部制イベント」は、観光客と地域住民の満足度を高め、一日中楽しめる集客施策です。
ドローンショーは、夜に開催されるため参加者の滞在時間が長くなり、周辺施設の宿泊率も上がります。
ここからは、海イベント×ドローンショーの企画案をお伝えします。
企画案1:灯台と海の冒険デイ&ナイトイベント
昼は、灯台探検&海の生き物観察で学び、夜はお祭りのような雰囲気で地元住民と観光客の交流が得られます。
企画案2:SDGs!親子で学ぶ海洋ごみ調査&クリーンアップイベント
地元の自然を守るSDGs体験と、海の大切さを伝えるメッセージを添えるドローンショーは、参加する方にとって環境や地元のことを深く考えるきっかけになるでしょう。
まとめ
海イベントは、地域資源を活かしながら学びや交流を盛り込んだ企画にすると地元住民、観光客の両方に満足してもらえるイベントになるでしょう。
特に、ドローンショーのような非日常体験や地域と連携した体験型イベントは、観光客の集客にも効果的です。
予算が限られていても実現可能な事例は多くあるため、本記事を参考に話題になる海イベントを実現しましょう。
株式会社White Crowは、地域の魅力を再発見し、多くの人に愛される持続可能なイベントを一緒に創造できることを楽しみにしています。
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